世界の4人に1人高血圧、死因の6割生活習慣病
世界保健機関(WHO)は16日、世界のほぼ4人に1人が高血圧で、死因の63%が生活習慣病だとする報告書を発表した。人口が増えて寿命も延び、生活が豊かになった新興国や途上国でも生活習慣病が増えている。
加盟する194カ国の指標を集めた「世界保健統計2012」で、今回初めて、高血圧と糖尿の人の割合を調べたところ、世界平均では、血圧が140以上の人の割合は男性29.2%、女性24.8%。世界で一般的に高血糖とされる人の割合は、男性9.8%、女性9.2%だった。寿命は1990年の64歳から09年は68歳に延びた。
08年の推定死者5700万人のうち、6割強の3600万人が、生活習慣病だった。最も多いのは48%の心臓血管疾患で、がん21%、慢性呼吸器疾患12%と続く。それらの原因別では、高血圧が13%で最多。喫煙が9%、高血糖が6%、運動不足が6%、肥満が5%だった。
生活習慣病の死者のうち、8割の2900万人が高所得国ではない国の人たちで、アフリカのいくつかの国では、半数近くの人たちが高血圧だった。
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