高血圧の危険因子
高血圧の人のほとんどの場合、その原因は、はっきりと分かってはいません。
しかし、高血圧になりやすくする危険因子はいくつかあると言われています。
@ 遺伝
両親がそろって高血圧の場合は、その子が高血圧になる確率は約50〜60%。両親のどちらかが高血圧の場合は、その子が高血圧になる確率は30%というデータがあります。遺伝性があるのは確かですが、その他の環境的な危険因子をなくせば、高血圧にならないですむといえます。
A 塩分の取り過ぎ
体液におけるナトリウム(Na)の濃度は、通常は一定に保たれています。塩分の多いものばかり食べると、体は水分で薄めることでNa濃度を一定に保とうとします。その結果として体液(血液)の量が増加、これが血管を押し広げて血圧が上がるというメカニズムになっています。
B 肥満
肥満はすべての生活習慣病の危険因子です。肥満度が大きい人ほど、高血圧の人も増えています。肥満の場合、降圧剤が効きにくく苦労する場合が多いようです。
C ストレス
ストレスは血圧にかなりの影響力を与えています。仕事や人間関係がストレスを作っていると思い浮かぶでしょうが、片寄った食生活、不規則な睡眠、運動不足といった「乱れた生活習慣」もストレスなんです。
D 喫煙
たばこのニコチンや一酸化炭素は、動脈硬化を進め、血圧を上げます。
高血圧といわれたら、ぜひ禁煙を!
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