Q どのくらいの量の運動をすればいいのでしょうか?
A
高血圧の予防と改善のために運動をするときには、1週間に1回、まとめて長い時間やるよりも、30分程度でいいので、毎日、続けて行いましょう。
また、強い運動よりも、息が軽くはずむぐらいの運動の方がいいでしょう。
心臓病などがない中年の方では、息が切れない程度、つまり脈拍が1分間に110−120程度になるような運動、例えば、早歩き、サイクリング、水泳などをできれば毎日行うと良いでしょう。
かつては、ウォーキングは、1回に20分以上まとめてやらないと運動効果はないと考えられていましたが、最近では、細切れでも継続することが大事だと言われています。無理して長時間せずに、毎日続けることが大事です。
通勤時に早歩きを往復10分ずつやるだけでも、りっぱな運動になります。数カ月続けると血圧が5−15程度低下します。
運動はまた肥満、糖尿病にも効果があります。
強い運動は運動中、血圧が上がるだけではなく、つらいので長続きしにくいという問題もあります。ですから、安全で長続きしやすい軽い運動をお勧めします。
このような軽い運動でも、10週間ぐらい継続することで、50%の人が、収縮期血圧で20mmHg以上、拡張期血圧10mmHg以上の降圧効果が出たというデータもあります。
適度な運動をすることで血圧は低下します。
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