β遮断薬
■ β遮断薬の作用・効果
緊張やストレスなどによって分泌されるカテコラミンというホルモンは、細胞の受容体に結合して作用します。受容体にはαとβの2種類がありますが、このうち心臓にあるβ受容体を遮断することで心拍出量を減らし、中枢での交感神経を抑えることで血圧を下げる薬です。若い方の高血圧 や、心不全の予後改善の目的で使用されます。
■ β遮断薬の副作用・注意点
単独または利尿薬との併用によって血糖や脂質の代謝に悪影響を及ぼすので、高齢者や糖尿病、耐糖能異常などの合併がある場合には第一選択にはなりません。また、気管支喘息の患者さんには使えません。突然中止すると狭心症あるいは高血圧発作を生ずることがあるので、自己判断で内服をやめてしまうと危険です。中止する場合には徐々に減量していかなくてはなりません。
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